保存食品キムチ
キムチは日本語で「漬物」を指す言葉ですが、日本ではそのままの名称で親しまれています。どうしても「赤くて辛い」というイメージがありますが、伝統の食品であるキムチの素晴らしさは、「赤くて辛い」だけでは語りつくせないものがあります。
野菜に、調味料や香味野菜、さまざまな副材料を取り合わせ発酵させたキムチは、昔から重宝された保存食品です。
粉唐辛子・にんにく・ねぎ・生姜などの調味料はもちろん、香味野菜、塩辛類、新鮮な魚介類、そして梨・柿・栗などの果実類と山海の美味。
本当にさまざまな食材を組み合わせたキムチは、とても深い味わいを持つ、韓国が世界に誇る発明食品なのです。
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キムチの起源
それは、紀元前の昔、中国にさかのぼります。中国古来より、野菜を塩や酢につけて長期保存することが盛んで、それが韓国に伝わったのです。
7世紀〜8世紀の高麗の時代にはすでに一般的な方法になっており、
「かぶらを醤に漬けて夏に食べ、またかぶらを塩に漬けて冬に備える」
という詩が残されています。
醤に漬けたものが、現在のチャンアチ(しょうゆ漬け)で、塩に漬けたものがキムチの元と考えられています。
この時は塩で漬けるだけの簡単なものだったのですが、唐辛子の発見により、キムチは世界的に名高い名食品へと発展したのです。
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日本で知られていないキムチの食べ方
日本では、漬け汁はあまり一緒に食べず、野菜だけでキムチを食べることが普通です。実は、韓国では漬け汁こそがいちばん大事なものとして扱われているのです。
キムチを食べたり調理したりするときには、必ず漬け汁を一緒にして、最後の一滴まで使うのです。漬け汁の中には使われている材料の栄養分や旨みがふんだんに含まれているので、むしろそこにこそキムチの本当の美味しさがあるのです。
豚キムチ、チゲ鍋、キムチチャーハン。色々な食卓で活躍する漬け汁を、ぜひ美味しく召し上がりください。
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唐辛子とキムチ
コロンブスの新大陸発見によって、世界中に唐辛子が広まり、腐敗を防ぐ保存食として、今のようなキムチの原型が生まれたのです。
1766年に発行された「増補山林経済」では、白菜キムチの他にいろいろなキムチの漬け込み方が書かれています。
唐辛子の普及によって、キムチは香辛料、漬け方ともに大きな発展を遂げたのです。
その後、さらにキムチは発展し、肉類、塩類など様々なものを発酵させ、漬け汁も美味しく飲める、現在のキムチになったのです。
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必ず食卓に上るキムチ
さまざまな食材を組み合わせて、保存もできるキムチは、とても栄養価が高いため、韓国中の人々の重宝されました。
冬季貯蔵用のキムジャンキムチ、季節ごとの野菜で漬けるシーズンキムチなど、いつでも食べられる食材として、韓国料理の定番として定着したのです。
キムチは和食にも洋食にも合います。日本の方が考えられているよりも、とても応用のきく食べ物なのです。韓国では、朝昼晩、すべての食卓にキムチがあります。
どんなに立派なご馳走が調っても、キムチが抜けていては満足感のない寂しい食卓になります。
家族のだんらんにも、キムチはとても大きな役割を持つ食べ物なのです。
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